※基本展示もあわせてご覧いただけます。
※20人以上は団体料金あり。
※障害者手帳をお持ちの方と介助者1人は無料。
※「一般」以外の方は身分証明書等をお持ちください。
企画展示
室内
撮影可能!
仲浜町付近を走る清水市内線(当館所蔵 海野幸正氏撮影)
静岡の地域交通を担ってきた静岡鉄道。
その歴史は、明治時代に始まり、日本の近代化に伴い発展した静岡を支えてきました。
静岡鉄道は、静岡茶を清水港から海外に輸出するため、茶の集積地である安西と清水港を結ぶことを目的として建設されました。一方静岡及び清水の市街地での人口増加に伴い、次第に旅客輸送の重要性も増しました。
1929年に静岡市内線、1933年には、清水市内線の二つの路面電車が新たに開通し、静岡と清水の二都市間を連絡する静岡鉄道が形作られました。
時代の流れの中で、路面電車は姿を消しましたが、静岡鉄道は、今も静岡と清水を結んでいます。
静岡鉄道の歩みを通して、特に戦後の高度成長がもたらした人々の暮らしや街の景観が大きく変貌した静岡の歴史を探ります。
静岡茶は、長旅による品質の劣化を防ぐために、茶箱に詰められ海外に輸出されました。茶箱の外側には茶箱絵が貼られ、カラフルに装飾されて、人びとの眼を楽しませました。
茶箱(明治時代 当館所蔵)
1927(昭和2)年の狐ケ崎遊園の開園を記念して、そのテーマソングとして制作されたのが、ちゃっきりぶしです。高度経済成長を果たした1968(昭和43)年に、狐ケ崎遊園は狐ケ崎ヤングランドとしてリニューアルオープンし多くの人びとで賑わいました。
北原白秋自筆 歌詞原稿(ちゃっきりぶし)1927(昭和2)年(静岡鉄道株式会社所蔵)
1974(昭和49)年7月に静岡を襲った「七夕豪雨」により、静岡鉄道も大きな被害を受けました。特に清水市内線の被害は甚大なものがあり、最終的には廃線のやむなきに至りました。
駅名標(横砂)(静岡鉄道株式会社所蔵)
1973(昭和48)年にさっそうとデビューしたのが1000形車両です。オールステンレス製の新車は静岡鉄道の近代化を象徴するものでした。
1000形車両(提供/静岡鉄道株式会社)
1000形車両に替わる主力車両として導入されたのが、A3000形車両です。「都会的なデザインに一新し、より魅力的な街づくりに貢献すること」をコンセプトにしています。
A3000形車両(提供/静岡鉄道株式会社)
1934(昭和9)年11月20日に草薙野球場で開催された日米野球で、沢村栄治がメジャーリーグ選抜チームに対して8回で9三振を奪う好投をしたことが、今も伝えられています。記念きっぷから、静岡鉄道の歴史とともに戦後史をたどることができます。
静岡草薙野球場ナイター開始記念乗車券(池上茂之氏所蔵)
実際に静岡鉄道で走っていた
1000形電車のマスター・コントローラー(速度を制御する装置)で
鉄道模型(Nゲージ)走らせます。
江戸時代に城下町だった静岡や、清水湊を中心に商業が発達していた清水では、明治時代になると商工業が順調に発展しました。産業の発展と静岡鉄道との関係を解き明かします
7/6(土)から博物館ミュージアムショップ・WEBで販売開始
A4サイズ/29ページ
価格:700円(税込)
通信販売についてはこちら [PDF]
静岡市歴史博物館では混雑緩和のため、展示室の観覧について、日時指定予約(Web予約)を導入しています。
※当日を含む2週間分の予約ができます。(販売初日は10:00予約開始)
※Web予約が困難な方向けに当日枠もご用意しておりますが、
枠に限りがあるためご案内可能な時間までお待ちいただくこともございます。
※観覧チケットのオンライン購入も可能です。詳細は予約サイト内を確認ください。
※観覧料が無料となる方や招待券等をお持ちの方も「日時指定券」のみご予約いただけます。