1953年 東京都出身
東京学芸大学卒 近世日本史(江戸時代)専攻
東京学芸大学名誉教授、時代考証学会会長
日本芸術文化振興会監事
東京学芸大学副学長
静岡の過去を学び、今を知る。
そして、未来を考える。
静岡市歴史博物館は、私たちの先人が築いた歴史の積み重ねにより、現在のまちの姿があることを踏まえ、静岡市ならではの大切な歴史的・文化的資源の価値と魅力を発信するとともに、都市イメージ「大御所家康公と駿府」の確立を目指します。
そして、静岡市を訪れる人々に、静岡市への憧れの喚起を図り、歴史的な名所の核となるとともに、市民の皆さんが郷土への愛着と誇りを深めることで、活躍の場や生活の拠点とするなど人口減少対策に寄与する役割を担います。
また、歴史文化のまちづくりの拠点として、「世界に輝く静岡」の実現に寄与し、静岡市の新たな未来を市民とともにつくっていきます。
静岡市の歴史について、徳川家康や今川氏、東海道のほか、多角的かつ深く踏み込んだ調査及び研究、展示を行います。
市民団体や教育機関と連携することにより「学びの場」を提供し、地域学習の支援、人材の育成を図ります。
市域の観光の拠点として、豊かな地場産業や観光スポットなど静岡の魅力を発信します。
歴史博物館は、城下町や駿府城大手御門から二ノ丸堀に続く雁行動線を建物内部まで立体的に延長し、街並みと建物が一体となることで、街並みから建物まで伸びる『人の道』を形づくるものです。
また、しっくい調塗装の外壁・1階廻りの木製建具・庇や下屋などにより、歴史的景観との調和を図ることで、「過去と今をつなぎ、未来をつくる」という役割を果たします。
さらに、石垣の石・樹木が魅せる鮮やかな緑の景色の中に、素材感を活かしたアルミエキスパンドメタルの外装をかけ合わせることで、人々を魅了する外観をもつ新たなランドマークとなります。
建設前の発掘調査で見つかり、建物内に取り込んだ『戦国時代末期の道と石垣の遺構』は、当時の情景を肌で感じられ、歴史を学び、気付きの場となり、新たな一歩を踏み出すきっかけとなるでしょう。
妹島和世氏と西沢立衛氏による建築ユニット。
1995年 東京にて設立。
2004年 ヴェネチアビエンナーレ国際建築展 金獅子賞、
2010年 プリツカー賞、
2022年 第33回高松宮殿下記念世界文化賞(建築部門)
など数多くの賞を受賞。
主な作品に、金沢21世紀美術館、Rolexラーニングセンター(スイス)、 ルーヴル=ランス(フランス)、荘銀タクト鶴岡(鶴岡市文化会館)など。