駿府城と徳川家康

開催情報

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駿府城と徳川家康

会期
2023年10月28日(土)~12月10日(日)
開館時間
9時~18時(展示室入場は閉館30分前まで)
会場
静岡市歴史博物館 3階 企画展示室
休館日
月曜日(月曜日が祝日の場合は開館、翌平日休館)
観覧料
一般:1000円(800円)
高校生・大学生・静岡市内70歳以上:700円(550円)
小中学生:250円(200円)

※( )内は20人以上の団体料金
※基本展示もあわせてご覧いただけます。
※障害者手帳の提示で介助者1人まで無料。
※「一般」以外の方は身分証明証等をご提示ください。
※未就学児、静岡市内在住・通学の小中学生は無料。

みどころ

Keywords of the Castle異形の城

政権中枢

家康が過ごした本丸は、江戸を離れた「幕府の会長室」とも言える場所でした。家康は、このコンパクトな御殿から、武家と公家に対する禁令やバテレン追放など、内政・外交上最も重要な命令を数多く発し、江戸の幕僚たちに執行させていきました。本展では、家康当時の本丸御殿を徹底解剖し、その政務スタイルに迫ります。

高密度設計

巨大な櫓や門による強力な防御構造と、見る者を圧する天守などを密集して配置。駿府城は、決して広くない敷地に高い機能威厳を誇る建築群を備えていました。

天下普請

慶長期の駿府城大改修には家康の命で全国各地の大名が動員されました。人とともに材料も集まります。二ノ丸堀で出土した鯱には、貴重な中国(明)産の鉛が用いられていました。駿府城の普請が国家最高水準のプロジェクトだったことを思わせます。

鬼瓦

鬼瓦(部分)
(駿府城二ノ丸水路出土/静岡市所蔵)

木造徳川家康坐像(東雲神社所蔵)

木造徳川家康坐像(東雲神社所蔵)

青銅製鯱

青銅製鯱(部分)
(駿府城二ノ丸堀出土/静岡市所蔵)

日時指定予約

静岡市歴史博物館では混雑緩和のため、展示室の観覧について、日時指定予約(Web予約)を推奨しています。
※当日を含む2週間分の予約ができます。(販売初日は10:00予約開始)

日時指定予約(WEB予約)はこちら

※Web予約が困難な方向けに当日枠もご用意しておりますが、
枠に限りがあるためご案内可能な時間までお待ちいただくこともございます。

※観覧チケットのオンライン購入も可能です。詳細は予約サイト内を確認ください。

※観覧料が無料となる方や招待券等をお持ちの方も「日時指定券」のみご予約いただけます。

駿府城MAP

「天下人の城」を訪ねてみよう

駿府城は天正13年(1585)から徳川家康が築城。二ノ丸(現在の駿府城公園の範囲)までが造られたと考えられています。家康は、大御所になった慶長12年(1607)に全国の大名を動員して大改修を行い、三ノ丸まで拡張します。現在の駿府城跡には、この二つの時代の痕跡が数多く残っています。

天守台発掘調査現場見学ゾーン

徳川家康が最晩年を過ごした「天下人の城」駿府城。本丸は明治時代にすべて整地されてしまいましたが、
2016年から6年間の発掘調査で、天正期と慶長期、二つの時代の天守台が発見されました。
毎日9時~16時30分に無料公開(入場は16時まで)。年末年始休。

巨大な天守台

家康が大御所時代を過ごした慶長時代の天守台は、基部で東西63m、南北69mと巨大です。上部は失なわれていますが、割って加工した石を積む「打込接(うちこみはぎ)」という工法や、内側に小ぶりな石を詰め込んだ構造などを見ることができます。

巨大な天守台 巨大な天守台

天正時代の石垣

家康が最初に築いた天正時代の天守台です。加工しない自然石をそのまま積む「野面積み」という工法でつくられています。慶長時代の大改修の際に壊され、整地されたと考えられ、一部が慶長時代の天守台の内側から見つかりました。(左写真の奥、赤パイロンのある所が天正時代の石垣)

大正時代の石垣 大正時代の石垣

出土した金箔瓦

慶長時代の大改修で整地されたとみられる場所から、大量の金箔瓦が出土しました。天正時代の天守は金箔瓦で葺かれていたと考えられます。

出土した金箔瓦
発掘情報館きゃっしる

発掘調査を紹介する映像や、出土品の一部などを見ることができます。
住所:静岡市葵区駿府城公園1-1
天守台発掘調査現場
開館時間:9:00~16:30
(入場は16:00まで)
休館日:年末年始(12/29~1/3)
見学料:無料
アクセス:JR静岡駅より徒歩15分
新静岡駅より徒歩12分
詳しくはこちら

東御門巽櫓

東御門は二ノ丸への主要な出入口でした。門と多聞櫓で囲まれた四角い枡形空間は、ここで敵を一斉に討ち取る強力な防御構造です。巽櫓は城の東南角を守る二重三階の隅櫓で、全国にも例の少ないL字型の平面構造を持っています。巽櫓は1989年、東御門は1996年に復元されました。内部は「駿府城の一生」をテーマとする展示コーナーです。駿府城のルーツから現在の姿まで、ジオラマや出土品などで駿府城の歩みを大解剖して紹介しています。(観覧有料) (青銅製鯱/静岡市所蔵)

東御門櫓巽 東御門櫓巽

坤櫓

城の南西角を守る二重三階の櫓です。伝統的な木造工法で2014年に復元されました。内部は各階の床板と天井板を取り外してあり、櫓の構造を見晴らすことができます。 (観覧有料)

坤櫓 坤櫓

紅葉山庭園

駿河の国の美しい風景をモチーフに整備された庭園です。数寄屋造りの茶室もあり、静岡特産の「本山茶」を味わえる呈茶サービスもあります。(入場有料) (煎茶または抹茶・和菓子付き600円)

紅葉山庭園
東御門・巽櫓、坤櫓、紅葉山庭園

入場共通券
大人360円、小中学生120円
月曜休(祝日は営業)/年末年始休
※共通券ご購入の方には、歴史博物館の観覧料割引があります。
問い合わせ
駿府城二ノ丸施設管理事務所 
054-251-0016
詳しくはこちら

おいしい休憩スポット

hugcoffee

hugcoffee 静岡市歴史博物館店

歴史博物館1階で営業。ガラス越しに駿府城巽櫓をゆったりと眺めることができます。日替わりコーヒーのほか、静岡茶を使ったラテ、シェイクなどもお勧め。歴史博物館発行の図録や、オリジナルグッズも販売しています。
詳しくはこちら

おでんやおばちゃん

おでんやおばちゃん

駿府城公園内で営業。黒はんぺん、牛すじ、もつなどを串にさして煮込む当地名物「静岡おでん」は1本120~200円。おやつ感覚でどうぞ。テイクアウトも可。

駿府城ラン・アンド・リフレッシュステーション

駿府城ラン・アンド・リフレッシュステーション

ランニング愛好者の多い二ノ丸堀沿いで営業しています。散策中の休憩にぴったりのフルーツ系スムージーが充実。コーヒー、ホットサンドなどのカフェメニューもあります。

博物館への道

新型コロナウイルス感染症感染拡大防止に関する取り組み

◆お問い合わせ: 静岡市歴史博物館

TEL:054-204-1005

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