大龍山臨済寺は後奈良天皇の勅願所として「勅東海最初禅林」の扁額を掲げる名刹です。 今川義元が兄氏輝の菩提を弔うために創建し、義元とその師であった太原崇孚(雪斎)、また徳川家康や江戸幕府とも深いかかわりをもちました。
本展ではこうした臨済寺の由緒と歴史、地域とのつながりを示す最新の研究成果を紹介します。
※( )内は20人以上の団体料金
※基本展示もあわせてご覧いただけます。
※障害者手帳の提示で介助者1人まで無料。
※「一般」以外の方は身分証明証等をご提示ください。
※静岡市内在住・通学の小中学生は「子どもカード」等提示で無料。
天沢寺殿秉炬(今川義元の葬儀記録)
臨済寺は桶狭間で討死した今川義元の葬儀をおこない、江戸時代を通じて供養を続けました。
徳川家康寄進 千鳥図屏風(部分) 県指定文化財
家康は戦乱で焼け落ちた臨済寺を再興しました。また、住職が江戸へ拝礼に出向き、歴代将軍の供養をおこなうなど、徳川家と深いつながりをもっていました。
駿州大龍山臨済寺再興訴訟之事
臨済寺は老朽化した建物を復旧するため、度々幕府へ支援を求めました。その際の有力な根拠として強調されたのが、今川家、徳川家との深いつながりでした。
臨済寺絵図
臨済寺は臨済宗妙心寺派の寺院で、本山は京都の妙心寺。本山と臨済寺、駿河国中にあった末寺との関係から、江戸時代の寺院のネットワークを知ることができます。また、江戸時代の文書からは、臨済寺と村々や駿府の人びととのかかわりがわかります。
静岡市歴史博物館では混雑緩和のため、展示室の観覧について、日時指定予約(Web予約)を推奨しています。
※当日を含む2週間分の予約ができます。(販売初日は10:00予約開始)
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